彼等の具体的活動方法

男も女も過去を意識しながら、若いのに無言で過ごしていくなんて、これは病気の兆候じゃないかと思うわけだよ。ところが、世の中には、この「同情」を「愛情」と錯覚してしまう女性が多いわけなんだなあ。自分の中に犠牲的精神を強いて、生活の第一歩を踏み出そうとする人がいるんだなあ。これは、やめた方がいいと思うんだよ。女がね、男に同情する時は、もう、愛情の源は干し上がってしまっていると思うわけなんだよ。結婚詐欺師はね、ここのところを、うまく利用して、女の稼ぎを巻き上げようとするものなんだなあ。お嬢さん、くれぐれもいっておくけれども、男の感傷には、あまり干渉しない方,かいいよ。それよりもだな、馬鹿なこといっている男の方が、どれだけ純かわからないんだからね。その点を、未婚のお嬢さんはよく理解してほしいわけだ。過去の傷を祇め合ったりして、なにも立派な未来をひらくものは生まれもしないわけなんだからね。次には、もう少し、具体的に結婚詐欺師たちの手段をお知らせしようと思うわけなんだ。結婚詐欺で食っている奴は、三万いるとして、その一人が女性を平均五人は踊しているのだから、十五万人の女性が泣き寝入りしていることになるわけさ。結婚適齢期の女性の十人に一人は詐歎に遭っている ζとになるわけなんだな。「あたしは大丈夫よ」といっている女性ほど、危ないわけなんだからね。じゃ、彼等の具体的活動方法をいおうか。男の外見は危険だなお嬢さん、男は女がわからないというけれど、女も男がわかっていないのが実状じゃないかと思うんだ。とくに、外見で男を信用するのは、とても危険だな。おかしいのがいるよ。とういうのがあったなあ。大阪での話だが、見合結婚した男性が、おかしな癖をもっていたわけだ。結婚式は終わった。さて、新婚旅行はハワイと決めた。結婚まで、二人は肉体的関係をもっていなかった。羽田を発ったんだ。ホノルル空港に着いた。税闘がある。新郎が、トランクを聞けた。トランクの中には、靴の籍が数個入っていた。「へえ1、ずいぶん靴を持ってきたのね」と、新婦は考えた。ここまでは、倖せだったわけだな。ところが、初夜のベ ド・インとなった。新郎は先にパスを使う。このあた らおかしくなった。新郎の目の色が変わったんだな。なんとなく、彼女を鑑ゲような眼差しなんだ。新婦がバス・ル ムで、可愛いネグリジェに着替えて上がって来て、蓋らいながらベ ドにやってきた。