結婚詐欺師の話

絵葉書というのは、一番天気のいい日に撮してあるんだから、一番眺めとしてはいいわけだ。よく、パリのドゴ ル空港やオルリ 空港に日本の女性がいるけれども、どうもみんなハズミ期待の風景だけを見物にやって来て、ついでに買い物という六本木や原宿や心斎橋でも出来ることをやっているようなのが多いねえ。つまり、顔がもの欲しげなんだなあ。なにか落ちていないかと、漠然と考えているだけなんだなあ。本当は、落ちているのが自分なんだけれど、いんだなあ。ハズミとハゲミとハズレを、自の化粧をいくらしたって、こないというもんだよ。自分では、そこに気付いていなよく考えてほしいんだなあ。自に輝きがなけりゃ、ハズミの好運はめぐって同情は愛情にならないある週刊誌に結婚詐欺師の話を書いたんだよ。んだ。「男の甘い言葉なんて、あたし、絶対に信用しないわ」というに決まっているわけだな。こんな言葉は、百人いれば百人ともいうものなんだが、実は、そうはいかないってことなんだよ。おれはね、以前、お嬢さん。あんたは、きっと、結婚詐欺にはかからないという自信をもっていると思う4μ2’、母、結婚詐欺と一口にいうけれど、本当は、そういう犯罪はないわけなんだな。「結婚しよう」といって、金銭と肉体を頂くという刑法でいう詐歎 がほとんどだよ。 これは、大変難しいんだなあ。お嬢さんは、おそらく「刑法」とか「民法」とかいうのを知らないと思うわけだが、「結婚しようよ」といって、結局結婚しなかった場合は、民法でいう「結婚不履行」というやつになるわけだよ。民法ってやつは、訴訟にとにかく時間と金がかかるからねえ。意地を通そうと思えば、相当の出費が重なると思わなきゃいけないわけだな。ところで、この結婚詐欺の手口から話してみよう。結婚詐欺師たちが狙う女性は、圧倒的に が多い。その にしても、真面目で、誠実っていうのが多いんだなあ。とくに、会社で退社後にお花の稽古なんかをしているのが多いんだなあ。彼等にいわすと、餌食としては一番いい女だというんだなあ。つまり、お花の稽古をしているというのは、男に飢えていながら、且つ、結婚を誰よりも希んでいるという女が多いそうだよ。自分では認識していなくてもだな、やはり、欲求不満ってわけだよ。花を切り、校を切りという状況で、だ。欲求不満をなんとか埋め合わせているということなんだなあ。「狙いをつけるなら、花束をもっている女だよ」